皆さん、こんにちは!
今回は、私たちの思考力を根本から変える一冊、「自分のアタマで考えよう」についてお話ししたいと思います。
この本は、知識と思考の違いを明確にし、情報過多の現代社会で自分自身の頭で考える力をどう養うかを教えてくれます。
特に、「なぜ?だから何なの?」という質問法や、分解図を使った思考の方法、そして判断基準のシンプル化など、具体的なテクニックが満載です。
このブログでは、この本から学んだ知識を「思考の棚」に整理し、日々の生活やビジネスシーンでどのように活かせるかを探求していきます。
それでは、一緒にこの本から学んでいきましょう!
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ちきりんの『自分のアタマで考えよう』の要約
自分のアタマで考える力を養うためのガイド
「自分のアタマで考えよう」という本は、私たちがどのようにして思考力を高め、知識と思考を区別し、より賢く生きるための方法を教えてくれます。
以下は、この本から得られる主要なポイントをまとめたものです。
1. 知識と思考の違い
知識は過去の事実の積み重ねであり、思考は未来に通用する論理の到達点です。
多くの人は、過去に学んだ知識を自分の思考と混同しやすいです。
例えば、プロ野球ファンの高齢化に関するデータを見て、悲観的な意見を持つのは、実際には過去の知識に基づいている可能性があります。
自分の頭で考えるためには、知識を一度度外視し、新たな視点から物事を考える必要があります。
2. 「なぜだから何なの」の思考法
情報に対して「なぜ」と「だから何なの」という質問をすることで、深い理解と自分なりの解釈を得ることができます。
これは、ビジネスや投資などで、自分で考えることができれば、他者に先んじて準備を行うことができる重要なスキルです。
3. 思考の技術
- 分解図の使用:分解図を使うことで、「あり得る全ての可能性」を網羅的に洗い出すことが可能です。
- 判断基準のシンプル化:判断基準を明確にし、優先順位をつけることで、より効果的な意思決定が可能になります。
- レベルの調整:比較する際には、比較対象のレベルを揃えることが重要です。
4. 知識の整理
知識を「思考の棚」に整理し、空いている部分を意識的に考えることで、情報の感度を高めることができます。
また、知識を思考の棚に入れておくことで、個別の事柄が意味を持って繋がり、全体として異なる意味が見えてくることがあります。
5. 考える時間の確保
考える力を身につけるためには、「考える時間を増やす」ことが重要です。
そのために考える時間を「見える化」することが必要です。
具体的には、30分でも1時間でも長く、「考える」時間を確保することが推奨されます。
まとめ
自分のアタマで考えることは楽しく、ワクワクするものです。
圧倒的なレベルの知識を目の前にしても、考えることをやめないのが本来のあるべき姿です。
自分の頭だけで考えていると、最初は幼稚な考えしか浮かんでこないかもしれませんが、それらをこらえ、自分で考えることが重要です。
この本を読むことで、メディアの情報に踊らされず、自分の頭で考える力を養うことができます。
自分のアタマで考えるクセを付けることで、新たな社会の動きが見えるようになってくるでしょう。
本書の特徴的なキーワード
- 思考力:自分の頭で考える能力。
- 知識と思考の区別:過去の事実と未来に通用する論理の違い。
- 情報過多:現代社会における情報の氾濫。
- 分解図:全ての可能性を網羅的に洗い出す手法。
- 判断基準のシンプル化:効果的な意思決定のための方法。
- 「なぜ?だから何なの?」:深い理解と自分なりの解釈を得る質問法。
- 思考の棚:知識を整理し、思考を促進する概念。
- 視覚化:思考を助けるためのデータや情報の視覚的表現。
- 自分独自のフィルター:個人的な視点や基準の確立。
- レベルの調整:比較や分析の際に重要な要素の均一化。
著者ちきりんについて
ちきりんは、日本の社会派ブロガーとして知られる著述家で、幅広いテーマに対する鋭い洞察力と独自の視点で多くの読者に影響を与えています。
彼女のブログ「Chikirinの日記」は、BLOGOSアワード大賞およびアルファブロガー・アワードを受賞し、日本有数のアクセスと読者数を誇ります。
彼女は「おちゃらけ社会派」と自称し、本名と顔を公表していないものの、経営コンサルタントである伊賀泰代ではないかとの推測もされています。
ちきりんは関西出身で、バブル期に証券会社に就職した後、米国で大学院留学を経て外資系企業で勤務しました。2011年からは文筆活動に専念し、『自分のアタマで考えよう』や『マーケット感覚を身につけよう』などのベストセラーを含む多数の著書を出版しています。
彼女のブログは、時事問題に対するフランクな論説で注目され、2008年には「正社員ポジションはどこへ?」という記事で大きく注目されました。
ちきりんは、自由で楽観的な生き方をモットーにしており、Voicyでの音声配信やTwitterアカウント@InsideChikirinを通じても活動しています。
彼女のブログ「Chikirinの日記」は、日本で最も人気のある個人ブログの一つと評され、彼女の思考法や生き方が多くの人に影響を与えています。
彼女の著書『自分の意見で生きていこう』は、現代社会における個人の意見の重要性を強調し、自分らしい人生を送るための具体的なステップを提供しています。
ちきりんは、ただのハウツー本に留まらず、深い哲学的洞察と実生活への応用が組み合わさった内容で、多くの人々に影響を与え、支持を集めています。
そのため、彼女は単なるブロガーや著述家を超え、現代日本における思想家の一人としても認識されています。
ちきりんの『自分のアタマで考えよう』の目次
目次
序 「知っている」と「考える」はまったく別モノ―プロ野球の未来について考えてみよう
1 最初に考えるべき「決めるプロセス」―会議を重ねてもなにも決まらないのはなぜ?
2 「なぜ?」「だからなんなの?」と問うこと―合計特殊出生率が上がっても少子化は止まらないです
3 あらゆる可能性を検討しよう―日本にも格安生活圏が必要では?
4 縦と横に比べてみよう―戦後経済の縦横比較から見える日本が進むべき道
5 判断基準はシンプルが一番―婚活女子を見習おう!
6 レベルをそろえて考えよう―生活者目線で霞ヶ関の組織図を書いてみた
7 情報ではなく「フィルター」が大事―就活のための企業研究が無意味なワケ
8 データはトコトン追い詰めよう―自殺の動機トップが「健康問題」ってホント?
9 グラフの使い方が「思考の生産性」を左右する―階段グラフで電気料金の大幅削減に成功!
終 知識は「思考の棚」に整理しよう―世界の大事件、NHK、BBC、CNNはこんなに違ってた
ちきりんの『自分のアタマで考えよう』の口コミ
「自分のアタマで考えよう」
— Hikaru22 (@star_light_note) December 25, 2023
ちきりん
『知識とは他人が考えたこと、思考とは自分で考えたこと』
自分の頭で考えることは“知っている”と“考える”をはっきり区別することからはじまる。
“考えた”とは結論を出すこと。思考のプロセスや具体例の解説が分かりやすく、頭の中が整理されていくような1冊。 pic.twitter.com/dokF4vaKMg
自分のアタマで考えよう/ちきりん(ダイヤモンド社)
— りよ (@awamin073) March 21, 2023
自分は受け売りが多いかもと思い手に取った。そもそも考えるとはどういう意味かから始まり、思考するための技術が列挙してあり親切。大切なのは実行する事なので2×2マトリクス辺りから試してみたい。練習に新聞を読みたくなった。#読書記録 pic.twitter.com/CiCRspW05s
📚自分のアタマで考えよう/ ちきりん
— よぴ@ポジウィル認定講座受講生 (@yopiyopi_note) March 16, 2023
考えると知っているは違う。
知識は思考をだます。#読書記録 pic.twitter.com/R6VW9kPo4Y
自分のアタマで考えよう/ちきりん
— ゆい (@YuiBooksreview) July 4, 2023
タイトル通りのことを、易しい言葉で説明してくれる本。
暗記型教育を受けていると、知識獲得と思考を混同してしまいがちだ。“なぜ?”“だからなんなの?”合言葉に、思考力を育んでいきたい。
そもそもなぜ思考が大切かピンとこない人は、是非あとがきを読んでほしい。 pic.twitter.com/XJdfLLPBGD
ケース面接でベースとなる”考え方”をどのように身に着けていくかに詰まる時もある。
— ケース侍田中@ケース面接対策道場 (@case_samurai) February 12, 2023
考え方の良書は多いが、田中は、ちきりん先生の”自分のアタマで考えよう”がお勧めだ。
”思考のワザ”が実例を通じ平易で分かりすく記載されている。https://t.co/ElSOO6yLG8
ちきりんの『自分のアタマで考えよう』の要約と口コミのまとめ
本日は、「自分のアタマで考えよう」という著書を通じて、私たちがどのように思考力を養い、知識と思考を区別してより良い判断を下すかについて考えてみました。
この本から学んだ「なぜ?だから何なの?」という質問法や、分解図の活用、判断基準のシンプル化などのテクニックは、日常生活やビジネスシーンでの意思決定に大いに役立つことでしょう。
また、思考の棚を使って知識を整理し、情報を効率的に処理する方法は、情報過多の現代社会において特に重要です。
この本を読むことで、私たちはメディアや周囲の情報に流されず、自分自身の頭でしっかりと考える力を養うことができます。
最後に、自分だけの独自のフィルターを見つけ、自分の思考を深め、新たな洞察を得ることの楽しさを忘れないでください。
それでは、皆さんも「自分のアタマで考える」ことの喜びを、この本とともに見つけてみてはいかがでしょうか。