緊急事態宣言が発令されてから、外出自粛、テレワークの推進で、平日は会社で過ごす私も、10日間ほど在宅勤務をしました。
想像はしていましたが、実際やってみて感じたことやわかったことがありましたので、紹介していきたいと思います。
在宅勤務をしてわかったこと
私は今回の緊急事態宣言の騒動で、在宅勤務を10日間ほど行いました。会社からの要請で、交代制で勤務するような体制を約2カ月程度するというものです。
どの社員も初めての経験で、以前からテレワークの希望者には一部実施できるようにはなっていましたが、まだまだ全くといっていいほど浸透していませんでした。
そのような中、ちょうど今回の緊急事態宣言の発令で、全社員が対象になって実施するといった事態になりました。
私も、実施する日と実施内容を検討し、家でできる仕事は何か、効果的にできるのは何かを検討して、実施していきました。
在宅勤務で感じたこと、わかったことのメリット・デメリットをまとめると、
メリット
・自分の仕事の集中力が上がる
・通勤時間がない
デメリット
・腰が痛くなる
・必要な書類、資料、システムがすぐに使えない
以下順に説明していきます。
在宅勤務のメリット
自分の仕事の集中力があがる仕事についていえば、自宅で一人になれるため、あらかじめ決めておいた、仕事に集中することができる。
普段会社では、外部からの問い合わせやメールなどの回答に追われて、自分の仕事に手が回らないといったことも多いです。
また上司から突然仕事が降ってくることや、同僚の仕事がまわってくることなどもありません。
そのため、自分の1日においた目標のタスクに集中して取り組んでいくことができます。
そして、これは在宅勤務に限ったことではありませんが、午前中にその日の仕事の目標を終わらせるのがいいということです。
それだけで、心の余裕ができるし、午後は見直しの時間にあてるなど、仕事の精度や質を高めていくことができます。
通勤時間がない
毎日片道1時間ほどの電車通勤をしている私にとっては、この通勤時間がないのは大きいです。
普段でも、通勤時間を有効活用できるように、電子書籍を読んだり、イヤホンでニュースを聞くなどしていますが、混雑した駅のプラットフォームの移動や、満員電車内での労力を考えると、気持ち的にも体力的にも大分変ってきます。
朝7時には家を出て、駅に向かって移動している時間が、まるまる自由時間になりました。
在宅勤務のデメリット
必要な書類、資料、システムがすぐに使えない
おそらくこれが一番多くの人にとってのテレワークがしにくい点ではないでしょうか。
個人事業主ならまだしも、会社組織として動いている場合、書類や資料は、誰でも見られるように、共通の場所やフォルダで整理して管理しています。
こうした、書類や資料が自分の仕事を進めるうえで必要になった時、自宅ではすぐにアクセスできなくなってしまいます。
また、システムに情報が入力されて、システム上で管理している業務なども使えなくなってしまいます。
こうしたものが使えないと仕事が進まない業務の場合は、自宅で仕事することは難しくなってしまいます。
背中や腰が痛くなる
これは、個人的に感じたことですが、1日1人で部屋にこもって仕事をしていると、背中や腰が痛くなってしまいました。
これは、仕事をする自分の部屋がまだ在宅勤務用に整えられていないこともあり、机の高さや、椅子の高さ、自分の姿勢に負担がかからない道具が準備されていないことがあります。
また、行動範囲も普段より狭くなるので、ある意味こもりっきりになるため、意識的にストレッチや部屋の喚起も心がけないと、職場より環境が悪くなってしまいます。
働き方の考え方、見直しが必要
ここまで、在宅勤務のメリット、デメリットについて、実際私が感じたことを紹介してきましたが、これを機会に働き方というのをもう一度見直すきっかけになりました。
そして、この動きは今後もさらに広がっていくと感じています。
今までは、テレワークは、働き方改革や、IT、AIの普及といった時代背景の中で同時に少しずつ浸透してきていた感じはしますが、今回の緊急事態宣言の発令で、それが必然としてそうならざるを得ないというところまできました。
逆にそうした体制がまだ整っていないということにも気づかされました。
今後人類はウィルスとの闘いが長く続いていくということは多くの人ももうすでに感じていると思います。
そうだとすると、今回感じたこと、わかったことをきっかけに、働き方の考え方や見直しをより一層していくことが必要になります。