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7つの習慣「第1の習慣 主体的である」【感想】

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7つの習慣「第1の習慣 主体的である」【感想】


7つの習慣の1つ目の習慣である「主体的である」こと、この習慣について解説していきたいと思います。

こんな方におすすめ

  • 不幸にならないための行動を知りたい人
  • 人生の主導権を握りたい人
  • 他人に影響を与える方法を身につけたい人

7つの習慣


7つの習慣「第1の習慣 主体的である」

7つの習慣「第1の習慣 主体的である」 ことが他の全ての習慣の土台となる

7つの習慣の1番基本となる習慣であるのが「主体的である」こと。

これが他の全ての習慣の土台となっています。

この第1の習慣だけ実践したとしても、日々の生活や考え方が大きく変わることを感じることができます。

主体的であると言われるとなんだそんなことかと思ってしまう人もいるかもしれません。

しかし本当に主体的でいられていますでしょうか 。

参考

第1の習慣「主体的である」の後に続く六つの習慣を勉強していくと、主体性という筋肉が他の六つの習慣の土台となることがわかるはずだ。どの習慣でも、行動を起こすのはあなたの責任である。周りが動くのを待っていたら、あなたは周りから動かされるだけの人間になってしまう。自ら責任を引き受けて行動を起こすのか、それとも周りから動かされるのか、どちらの道を選ぶかによって、成長や成功の機会も大きく変わるのである。

反応的な行動から主体的な行動へ

この本では「主体的」の反対は「反応的」ということになります。

この「反応的」というのを考えると、私たちは多くの場面で反応的な行動や態度をとってしまうこともあるのではないでしょうか。

ポイント

反応的な行動を減らし主体的な行動を増やす。


例えば日常の会社の中で、周りの評価や目を気にしたり、上司からの評価を気にしたりして、自分の行動を決めてしまうことがありますよね。

こうした行動は反応的な行動の典型と言ってもいいでしょう。

他にも会社での主体的でない行動の例を挙げると、いろいろとあると思います。

前例踏襲の仕事や上司からの指示だからと思考停止して、当たり前のように仕事をすることなどがあります。

もちろん前回と同じ様に仕事をすることや、上司からの指示などには従わないと組織自体なりたたないので、前例踏襲や上司の指示に従うことがいけないということではありません。

ただ、仕事をする時に主体的に仕事をすることで、仕事が楽しくなったり、やりがいを感じたりすることができるように変わります。

それでは主体的であるにはどうすればいいのでしょうか。

常に主体的でいるべきと考えながら行動するのは難しいと思いますそれよりもっと簡単な方法があります 。

参考

【反応的な言葉】私にできることは何もない、私はいつもこうやっている、あの人は頭にくる、そんなことが認められるわけがない、私はそれをやらなければならないのか、私はできない、私は~しなければならない、~でさえあったら、
【主体的な言葉】私は別の案を考える、私は他のやり方を探す、私は気持ちを抑える、私は効果的なプレゼンテーションができる、私は適切な対応を選ぼう、私は選択する、私は~のほうがよい、私は~しよう、

自分でコントロールできる3つのこと

それは自分でコントロールできるものを使うことがポイントになります。

自分でコントロールできるものとは3つあります。

それは「知識」「スキル」「意欲」です。
この3つは自分だけの努力で磨きをかけていくことができます。
この3つの「知識」「スキル」「意欲」を身につけ磨きをかけていくことを習慣とするようになれば、主体的にいられるようになっていきます。

ポイント

「知識」「スキル」「意欲」 をコントロールする。

「知識」は、読書をする、自分でインターネットで調べてみる、資格やプログラミング学習をする、先輩や上司からの教えを聞くなど、その習得方法はいろいろありますよね。むしろ大量に情報が溢れている現代社会においては、無限に習得可能であり、その取捨選択も重要となっています。

「スキル」は、自分のこれまでの経験や、身につけた知識を活用することなどで、その実力を発揮できます。何も特別なものでなくても、英語やプログラミング、パソコンスキルから、会計、営業、トークスキルなど、こちらも人それぞれ時間を費やしてきた分野や、学んできた分野によって様々ありますよね。

「意欲」は、モチベーション、やる気、から始まり、興味、関心からも湧き出てくるものです。たとえモチベーションが上がらないことでも、興味、関心は人それぞれいろいろありますよね。その自分の好きなことや、知りたいこと、興味、関心のあることから調べたり、取り組み始めると意欲にもつながっていきますよね。

参考

自分自身に約束し、それを守る能力は、人の効果性を高める基本の習慣を身につけるために不可欠である。知識・スキル・意欲は、私たち自身が直接コントロールできるものである。バランスをとるために、三つのうちどこからでも取り組むことができる。そしてこの三つが重なる部分が大きくなっていけば、習慣の土台となっている原則を自分の内面に深く根づかせ、バランスのとれた効果的な生き方ができるような強い人格を築くことができる。

影響の輪を広げる

そしてここからがさらに飛躍して一段階レベルがアップする事が感じられる所になります。

それがこの「知識」「スキル」「意欲」の積み重ねから周りの人に影響を与えるということです。

これを「影響の輪」といいます。

そして重要なのはこの「影響の輪」の中にあるものだけに取り組むことが大事です。

ポイント

「影響の輪」の中にあるものだけに取り組む。「影響の輪」の外にあることには、時間や労力をかけない。

これはわかりますよね。

自分の得意な分野、これまで時間をかけて努力し、勉強して、経験して、積み上げてきた分野、それがここでいう影響の輪という領域になります。

この自分の持つ専門分野を軸に自分が影響を与えられる領域を広げていくことが大事ということです。

逆に言うと、影響の輪の外にあるものについては、自分がコントロールできることではないということです。

この自分でコントロールできないことを知っておくというのも、とても重要なことになります。

自分でコントロールできないことに、いくら時間や労力をかけても、成果が出なく、時間のムダになってしまいます。

このことを知っておくことも、無駄な時間や労力をかけずに行動するためには必要不可欠です。

ここで影響の輪を広げていくためのうまくいくコツを例に挙げると、1つ小さな目標を設定します。

そしてその小さな1つの目標を達成するために努力をする。

ポイント

小さな目標設定から始めて達成していく。


ここがポイントになります。 この小さな目標を達成して繰り返していくことで、「知識」「スキル」「意欲」この3つをコントロールしながら積み重ねていきます。

そしてこの3つを目標達成するために、自分でコントロールできるようになっていくということです。

それには to do リストを活用したり、スケジュール管理して、毎日メモ帳にやることリストなどを書いてひとつずつ潰していくのもいいかもしれません。

この方法なら、いきなり毎日「主体的」に考えたり、行動しようと考えなくても、自分の習慣として身につけている「知識」「スキル」「意欲」をコントロールすることで、変えていくことができることなので、誰にでも取り組めることですよね。

人間関係の悩みや、自分に自信がない人や、仕事にやりがいを持てないといった悩みなど、あれこれと考えるより、案外この第1の習慣「主体的である」ことで簡単に解決できてしまうものもあるかもしれませんよね。

7つの習慣「第1の習慣 主体的である」【実践ポイント】

実践ポイント

  • 「反応的」から「主体的」へ言葉と行動を変えていく。
  • 「知識」「スキル」「意欲」をコントロールして、小さい目標から達成していく。
  • 「影響の輪」を広げる。

7つの習慣「第1の習慣 主体的である」感想まとめ

「主体的である」ために、自分でコントロールできる3つのこと、すなわち「知識」「スキル」「意欲」に磨きをかけていき習慣化する。
それを軸に「影響の輪」を広げていく。
これを、日々継続して行うことが、強力な自分の軸を形成していくことになり、確実に成果を出していけるようになるというのは、イメージしやすいです。

そして小さな目標から達成していき、「影響の輪」を広げていく。
誰にでも実践できる内容ですが、継続して習慣化いくことへの時間と労力を惜しまないことも大切です。
その結果には大きな自分の成長と目に見える成果が出てくることでしょう。

7つの習慣「第1の習慣 主体的である」評価ポイント

ポイント評価
読みやすさ
実践しやすさ
知識の発見度
構成
総合
7つの習慣

7つの習慣「第1の習慣 主体的である」 本の目次

本の目次

【第二部 私的成功】
<第1の習慣 主体的である>
パーソナル・ビジョンの原則
社会通念の鏡
刺激と反応の間
「主体性」の定義
率先力を発揮する
自分から動くのか、動かされるのか
言葉に耳を傾ける
関心の輪/影響の輪
直接的、間接的にコントロールできること、そしてコントロールできないこと
影響の輪を広げる
「持つ」と「ある」
棒の反対側
決意を守る
主体性:30日間テスト
第1の習慣:主体的である 実践編

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